もともと、こどものとも年中向きで出された本のようです。
今回読んだのは、図書館で見つけた(特製版)。
何とも言えない表紙のおばあの文字と自転車に乗るおばあらしき人物に釘付け。
迷わず借りてきてしまいました。
おじいとゆっくりお茶を飲んでいると、さかのしたのむこが突然やってきて
「おばあ、たのむ!すぐきてくれ」という所から物語は始まります。
むこの自転車を借りて「ほいきた!・・・」となにやらかばんを持って走りだすおばあ。
すれ違う人々がおばあに話しかけますが、あばあはとっても忙しそうです。妊婦さんとの会話の辺りで私には何となくおばあの急いでいる訳が分かってきました。
でも息子は最後まで???のままでした。
「さんばさん」なんて言葉今では聞きませんもんね。
読み終わった後昔も今もお産は大変だという事。
息子の命はとても貴重な宝だという事。
それもこれもみんなご先祖様からつながった命である事。
最後には進化論まで話が発展してとても素敵な時間でした。
このおばあの力強い絵がとても素敵です。
田舎に暮していて不便も多いから街場がうらやましいと思っている息子達。でも、こういう助け合いが出来るのは田舎ならではなんだけどなぁ
気づいてくれたら嬉しいです。