「ペチューニア・シリーズ」の4巻です。
今回はあらいぐまが、色々な作戦を練って「おいしそうなペチューニア」を食べようとするのですが…。
次々にあらいぐまの思惑とは違う展開になり、読み手もきき手も、思わず笑ってしまいます。
この頃はまだ、ペチューニアの描き方が簡略的な感じがします。
ハッキリいってしまうと、後期の作品に比べて、作者の絵がまだ粗削りな感じがします。
でも、要所要所の動物たちの仕草や表情がなんとも味わいがあり、目が離せない面白さがあります。
ストーリー的な面を言えば、普段は天然ボケなペチューニアが、仲間たちを振り回すパターンが多いのですが、今回はペチューニアのそのボケ加減が、功を奏したようでした。
あらいぐまとのやりとりがとても面白かったです。