黒い太い線によって、必要最低限の形がふちどられている絵です。
ブルーナさんのように、シンプルさで伝えたいことをストレートに伝える強さと、子どもたちにわかりやすく伝えようとするやさしさを感じます。
白い雲の形が好き、飛行機に乗っている乗客の顔が鳥のように見えておもしろい、などなど個人的にお気に入りな点が多く、乗り物絵本のなかでもかなりおすすめな部類に入れたいです。
ひこうきの種類にもいろいろあり、それぞれのひこうきがどのような役目をもっているのか、かなりくわしく描かれていますが、絵のおかげでしょうか、あまり知らなくてもすんなり受け入れられます。
乗り物好きな子どもたちに、そしてこれから乗り物が好きになるであろう子どもたちに、ぜひ読んでもらいたい一冊です。