1995年刊行。ケンケン飛びの好きなけんちゃんが、どこかに行ってから、誰かになって帰ってくる愉快な話。
よくわからないけど、楽しいお話だった。
よく弾む少年が、どこかに行ってしまって、何かになって帰ってきて、家にいるお母さんが受け入れて、一緒になって面白がっている。
それって、子どもの独り立ちとか、学校に行くようになったとか、部活に行って成長してきたとか、家を出た後に成功した・ボロボロに失敗した後帰ってきたとか…いろいろ。もしかすると、行ったきりで帰ってこないこともあるかもしれない。
(登山や海に行って遭難したり、行方不明になったり、生きているけど帰ってこられない場合もいっぱいあるだろう)
そこまで深読みしたり、変な妄想をする必要もないのだろうけど、
どこかに行って、今までとは全然違う人になって帰ってきても、温かく迎えてくれる人があるって、素敵なことではないだろうか。