娘が5歳の頃に大好きだった「こぎつねキッペ」のシリーズ。何年ぶりかで読んでみました。
キッペも森のなかまたちも、相変わらず無邪気に跳ね回っています。
そう、こんな雨の日でも!
静かに雨宿り・・・のつもりが、気がつくと、泥だらけの、大騒ぎ!
もう誰が誰なのか、元の姿もわかりません。ここまで思いっきりどろんこになれたら、さぞかし気持ちがいいでしょうね〜。
「ぼくは、ぜったいに わすれないぞ」と思うキッペの気持ちも、よくわかります。どこか遠くに旅行をしたとか、ポピュラーな遊園地に行ったとか、そういう記憶以上に、何ものにも代えられない特別な子ども時代の思い出として、いつまでも心に残ることと思います。
娘の学校でも、毎年、この季節になると、高学年の生徒たちが田植えをする前に、低学年の子たちが田んぼの中で豪快に泥んこ遊びをします。そのときの弾けるような笑顔を思い出しながら、キッペたちの「あまやどり」をいっしょに楽しみました。