「おつきさまを食べてみたい」
この手の本は他に何作品は読んだことがあります。
しかしこの絵本はちょっと他と視点が違うかもしれません。
この絵本の中のくまさんは、お月さまをかじってみたいために、ロケットを作ってしまうのですから。
しかも何ヶ月もかけて・・・。
冬になりトリさんは南の国へ飛んでいってしまいますが、
くまさんは・・・・?
くまさんも冬眠しますよね。
頑張ってロケットを作り、いざ出発という時に眠ってしまう。そして目が覚めると、そこは今まで見たことのなかった冬の世界・・・それをくまさんは「月」だと勘違いしてしまいます。
月の味は雪の味。
なるほどよくできてるなと感心しました。
このシリーズの絵本は、私達の小さな力ではどうしようもないことを、「かわいい勘違い」で解決してしまいます。
今回の絵本もそう思わせる内容でした。