3歳9ヶ月の息子に読んでやりました。漫画ちっくな絵ですが、丁寧なストーリー展開なので、息子も楽しそうですよ。
雨上がりの朝、かえるくんはみずたまりにメダカくんを見つけます。雨の洪水で池から流されてきてしまったのですが、メダカくんを池に戻すことができません。そこで、友達の生き物達にも手伝ってもらい、水溜りが干上がらないようにしますが、太陽がさんさんとしているので難しそう。そんなときに、アイスのカップに水がたまっているのでそれを利用してメダカくんを池に戻してやる作戦に。生き物たちのそれぞれの得意技を活かして、なんとか池に戻してやることができます。
似たような話を他の絵本でも見た事がありますが、ここに登場する生き物達の種類や数は半端なものではありません。それぞれが持つ能力や得意技を本当によく活かしていると思います。そして、運んでいる過程も実に楽しく、面白く展開させているので、本当はとても大変なのになんだか大変のたの字もありません。素直に助けてあげたいという気持ちでやっているのだろうな?と思えます。そして最後にも心優しい展開が・・・。
息子は生き物を見分けたり、その得意技の活かし方がとても好きみたいで、なかなか先を読ませてくれません。彼なりに一生懸命その虫のことを理解したいと思っているのでしょう。とにかく1回この本を読んであげて欲しいと思います。