きみとぼく(文溪堂)
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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)
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小学三年の国語の教科書で紹介されていたので、手に取ってみました。 小学三年になると、国語の教科書に戦時中の話が出てきます。 今の日本からは考えられないような時代の話に触れる、貴重な体験です。 この『おかあさんの木』は、戦争に息子達を取られるお母さんの哀しみを書いた作品です。 沢山子供がいても、どんどん兵隊にとられてしまう。 お国の為とはいえ、名誉なこととはとてもじゃないけれど思えない。 けれど「哀しい」なんて口が裂けても言えない。 表に出すことの出来ない哀しみが、木にすがる姿となって、読み手に訴えてきます。 この哀しみは子供を持つ親だからこそ、強く感じるものなのかもしれませんが、世代関係なく、知って欲しいと思う内容です。
投稿日:2020/12/31
現代の日本で,戦争と言ってもなかなかぴんとくる子供は少ないでしょう。 親の私でも戦争を知らない世代で,その悲惨さ悲しみを生の声として教えてあげることはできません。 だからこそ,戦争を語った本は貴重に思います。 平和の大切さ,それを守っていかなければならないこと,これからの未来を背負うたくさんの子供達に読んでほしいと思いました。
投稿日:2017/11/17
戦争に関わる8編の話が収録されているのですが、なんとも生々しく響いて来るのです。 民話を多く手掛ける大川さんの戦争民話。 救いようのない話で、息苦しくもあるのですがそれぞれに心に響く話です。 標題になっている「おかあさんの木」は、戦争に出征する7人の息子のために植えた7本のキリの木の話。 こどもを思う母親の気持ちが痛いくらいわかるのですが、お国のために差し出した命とも思うのです。 一人、また一人と息子の戦死が伝えられます。 お母さんのキリに向かい話しかける切なさは心苦しいばかりです。 それぞれの作品が重苦しく、描かれ方は確かに民話です。 一気に読むより、一作一作立ち止まって味わうのが良いと思います。 それぞれに絵本だったら、もっとつらかったように思います。 収録作品 ・ おかあさんの木 ・ 火の中の声(空襲の話) ・ ぞうとにんげん(上野動物園の3頭のゾウの話) ・ ひろしまのきず(原爆の話) ・ つる(ソ連に抑留された兵士の話) ・ 父たちがねむる島(玉砕した島の兵士の最期) ・ あほうの六太の話(徴兵を逃れるた六太の狂気) ・ おもちゃ買いのじいやん(息子に死なれた父親の後悔と、戦争ごっこへの怒り)
投稿日:2011/03/03
何年か前まで、小学6年生の戦争教材でした。 7人の息子たちが徴兵されるたび、桐の木を植えていったおかあさん。毎日息子のようにかわいがり、話し掛け、ずっと帰りを待っていました。でも誰一人として帰ってこず、届くのは「戦死」の知らせばかり。しばらくして、戦死したはずの五郎が帰ってきました。そのときおかあさんは…。 私が習ったとき、涙が止まりませんでした。学芸会で劇にしたときも、会場からのすすり泣きを忘れられません。その後教員になり、逆に教える立場に。範読の時も涙が出てきてしまいました。子どもたちも泣いていました。 「戦争を教える」ことは大切です。でもこのお話は、解説などいらないほど、子どもでも心の中にしみこんでいきます。 残念ながら今は教材から外されてしまいましたが、ずっと語り継いでいきたいお話です。
投稿日:2008/11/20
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