「キリンのみるゆめ」 みんなの声

サングラスをいつもかけているキリン。
泣いている男の子の前でサングラスを外すと、キリンの瞳には次々と美しい景色が映し出されます。

キリンが何故サングラスをいつもかけているのか。
瞳にうつったものは一体何だったのか。
その答えは絵本の中にでていません。
読後に、それぞれがいろいろ想像する楽しみが待っています。

タイトルからすると映し出されたものは夢なのでしょうか？
もしかしたら、それは目の前にした相手の心を映し出すのかな・・・とも思いました。
男の子の美しい心がきれいな景色となって映し出された。
いつもサングラスをかけているのは、見たくないものが次々と映し出されるのを拒む気持ちから。
なんてことを考えてしまいました。

私が覗いたら、どんなものが映し出されるのでしょうか。

大人は文章で理解し、子供は絵で理解、ストーリーは誰もが楽しめる展開で、読む側の親も、観る聞く側の子供も、深い感動を受ける絵本だと思います。この絵本に出会って、子供の頃の風景や気持ちを思い出し、今更ながら、子供（人）への接し方を考え直す機会を与えてもらったような気がします。これからも良い作品を読ませて下さい。
ガンバレ！　E-HO-NGINEER！！

仕事柄絵本をよく手にしますが、最近のお気に入りです。
いろんな情景を大人になるほど忘れていく現在ですが昔の
田舎や家族が思い出されます。サングラスをなぜキリンが
しているのか？私なりに解釈すると、自分自身が目を開け
て考えればいつでもどこでも素直な情景はみえるんですよ！
サングラスは嫌なものを見るフィルターにもなるが、その
下には誰もが純粋な瞳があるんですよ！って感じですね。
作者の方、今後もリフレッシュさせてくださいね。

子供に呼んで聞かせながら「ひょっとしたら大人の読む本？」と感じました。その奥深さは当然子供には伝わりませんが・・・　プロフィールを読んでなるほどと感じました。エンジニアと言うまったく別世界から入られた作者いけひろさんの人生を描いた作品なのでしょうか？いけひろさんの経験した琉球の海と熊本（阿蘇？）の平原を連想させる絵も素敵です。次回作も楽しみにしています。

灰色の町をなぜかサングラスをかけて歩くキリン…
この本は、私が読むより、主人が声を変えて
ハードボイルド調に読んだのが、子供に大うけでした。
内容はまだ理解できないと思いますが、キリンの目の中を
覗き込んで、楽しそうに読んでいます。

サングラスをとったキリンの瞳にうったものは、美しい自然の姿！山、海、星空…。
キリンの瞳の中にうつっているものは、キリンの夢なのでしょうか？
こんな美しいものが、いつもどこでも見ることができたら、素晴らしいですよね。
（何故、普段はサングラスのしているのかは、良く分かりませんが−）