ヌーノのお父さんは、百獣の王ライオン。散歩をしながら、小さなヌーノに王様の心得を優しく話してくれます。でも大変!帰り道にお父さんが事故にあって、動かなくなってしまいました。小さなヌーノは、お父さんの金のかんむりをそうっと自分の頭にのせて、森へ。ヌーノの行く先々には、いろんな動物たちが悩み事を相談するために、待ち受けていました。何にも答えられずに、くたくたに疲れ果ててしまうヌーノ。そこへ、おそろしいほえ声とともにやってきたのは・・・
最初から最後まで、全体の色調が「黄色」のこの本。黒く縁取りされた絵と相まって、とても鮮やかです。出てくる動物たちの表情も豊か。ヌーノの流した涙のワケが読みとれるかな?言葉では説明できなくても、きっと感じることができると思います。
お父さんってやっぱり偉い!