11歳の息子と読みました。
息子と読み進めてきたこのシリーズももうあと一冊で終わり。
最後には義経が自害するとわかっているだけに、
第一冊目から義経を見てきた私たちには、
義経の一生がゴールに近づいてきているのが刻々と感じられて
なんだかとっても切ない第9冊目でした。
とはいえ、10冊まであるということは、
この本ではまだ義経は大丈夫?
ああーヤバイ!
今度こそ!
と思える局面は多々出てきますが、
そのたびに切り抜けてこれたのは、なんと弁慶の知恵と勇気!
弁慶って、とってもあばれん坊でガクのない男だという印象でしたが、
なんたる知恵、なんたる勇気!
そしてそのオトコギに心を打たれ義経をさらっと見逃した人たちも
出てきて、ここがまた感動です!
無事に女の子も生まれ、
でも結末を知っているからこそもうこれがまた切ないのですが、
10冊目を読むのが楽しみでもあり、悲しくもある第9冊目でした。