うずらの飼育日誌みたいな内容のおはなしでした。
小さな子どもたちというのは、大半が自分で世話ができるかどうか関係なく、いきものを飼いたがるお子さんが多いと思います。
かくいう、私もそんな一人で、小さい頃から何匹捨て犬・捨て猫・夜店のヒヨコやカエル、果てはコウモリまで家へ連れて帰ってくる子でした。
この絵本のうーちゃんは、幼稚園で飼えなくなったものを主人公のぼくが貰い受けてくるところから始まります。
このうーちゃん、実に人の側で生きる鳥らしくて、可愛かったです。
おはなしの真ん中あたりで、うーちゃんが猫に襲われて足を1本失くしてしまうというハプニングが起きました。
その時の“お母さん”の対応がおなじ母として、すごく頼もしくて尊敬しちゃいました。
私もこんな肝のすわった、(でも)優しいお母さんであれるように努力したいな〜と、思いました。
ドキドキはしますが、最終的にはハッピーエンドの素敵なお話です。ぜひ読んでみてください。