長者の立派なお屋敷の一人娘オトヅルと、そのお屋敷の畑を
耕している貧乏なお百姓の一人息子ジラーは、友達です。
ごろごろねてばかりいてたてのものをよこにもしないような怠け者
の”ねむりむしのジラーですが、ジラーのうちは働いても働いても
開けても暮れてもあわがゆばかり。とうさんのかあさんも年をとっ
て人並みには、働けないから、悪知恵ではあるけれど、長者夫婦
を騙してしまったんだと思いました。ジラーは、オトヅルに恋をして
いて一緒になりたかったのもあると思いました。
オトヅルは、優しくて美しく利口者だから、ジラーとオトヅルが
夫婦仲良くせっせと働き末永く幸せに暮らしたのが、なにより
よかったと思いました。としよりのとうさんとかあさんも一緒に
屋敷に引っ越してほしいとの願いも親孝行出来てよかったと思い
ました。絵も沖縄らしく明るくて素敵でした。