楽しい幼年童話です。
ドドさんという人間の家に4匹のこねずみと住みついているねずみのお母さん。
ドドさん夫婦に気付かれぬように、静かに静かに子育てをしてきました。ある日お母さんは、子どもたちに自立を促します。
自立と言っても同じドドさんの家の中での事ですけれど(笑)。
自立にあたって、お母さんは子どもたちに大切な注意をします。
中でも大切なのは、けっして音を立ててはいけない事。
ねずみがいるとドドさんたちにわかったら、ねずみ獲りをしかけられるから。
そこでお母さんは、ねずみ獲りに引っかからないようにと、注意を歌で伝授。
「猫に注意」も歌で。
こそこそ話すお母さんに小さな声で応える3匹のこねずみ。
でも、ヤカちゃんはとにかく大きな声「わかったよ。」と応えます。
全然わかってないじゃん。と、つっこみを入れたくなるこの楽しいやりとりの繰り返し。
でも、大きな声が功を奏し、・・・。
ちょっと長いので、2年生くらいから一人読みができそうです。
でも、我が家ではヤカちゃん役を当時6歳の息子に任せ、一緒に読んで盛り上がりました。