宇宙のすべてのものは92の元素でできている。
そんなことは知っている。
言いたいことはわかる。
私にとって、それでも理解できないのが元素なのです。
で、この本は私にはわからなかった。
小3の息子は読んでいました。
読んでいたけれど、肝心なところはきっと理解できていない。
例えば、
爆薬は、窒素、水素、炭素、酸素、ナトリウムでできている。
ビスケットは、炭素、水素、酸素、窒素、そしてカルシウム。
炭酸ジュースは、水素、酸素、炭素。
ペンキは、酸素、水素、炭素、チタン。
地球上の多くのものが、
窒素、水素、炭素、酸素、そして何かできていることが多い。
それぞれの量と結びつき方が違うだけなんです。
その説明はこの本にはありません。
そこまでなら、大体わかってはいるのです。
でも、そういうことは化学の点が取れる手助けにはならなかった。
高校時代、化学ができなくて、どれほどの苦悩を味わったか。
息子にはその苦悩を味あわせたくなくて、
化学が理解でき、かつ大好きになれる本を本気で探しているのですが、残念ながらこの本ではなかった。