ルビーナはお友だちのお誕生会にお呼ばれして大喜び。
でも、お母さんはお誕生会のイメージが出来ず、妹のサナも連れて行くようにいうのです。
ルビーナが反対したとおり、妹連れのお誕生会は散々。
しかも翌日にはもっとひどい展開が待ち受けています。
それでもルビーナは、サナがお誕生会に呼ばれた時、
同じように妹のマリアムを連れて行かなければならなくて困っていたら、
助け舟を出したのです。
ルビーナの、姉としての心境が切々と伝わってきます。
作者自身の姉妹の体験がベースになっているそうです。
ということで、パキスタンからカナダに移住した一家がモデル、
つまり、異文化ゆえ、お母さんが無理解だった訳なのです。
魅力的なぺろぺろキャンディーが、象徴的なアイテムとなっています。
デリケートな姉妹関係が実にリアルでした。
と同時に、ルビーナの行動に拍手!したい読後感でした。