かぜのでんしゃにのって
このタイトルと葉祥明さんのイラストとがマッチしすぎて、も打表紙を見ただけで、何か心にぐっとくるものを感じます。
本当に素敵な画家さんですよね。
心のもやもやや迷い不安を和らいでくれて、そして、一歩踏み出せていけそうな勇気をもらえそうな言葉がいっぱいです。
そして、吸い込まれそうなきれいな空や緑、大地のやさしさの中にも力強さを感じる絵の力。
ふわふわと優しい風のように・・風に任せて自分の身をゆだねていきたいと思う時もあるけれど、でも、時に自分の足で舞い降りてしっかりと進んで行くことも大切なんだという事を感じさせてくれます。
私が好きな一文は・・・
わからない わからない わたしはどこにさいたらいいの
でも ゆうきをだして かぜのでんしゃを おりよう おりてみよう
まいおりた そのばしょで おひさまみあげて
せいいっぱい いきていこう
「おりよう おりてみよう 」 このふわふわと飛んでいた自分に、よし!やるぞという決意の気持ちがこの言葉に込められている気がします。
不安だったけれどおりたその場所には、お日様があって・・・
自分を照らしてくれることに気づいて。
きっといろんな出会いがあるのでしょうね。
何かにつまずいた時、ちょっと一休みしたいときに是非読んでみたいと思います。