ボビンとプッチにアンティーク屋に現れたのはサーカス団員のゾウさんエミリオ。2匹はエミリオのサーカスを見に行くことに。
プッチがサーカスが始まるのを楽しみに胸をときめかせている一方で、ボビンは「うしろのたいようのかざり、いいなあ」と商売に目が行っている2匹の対照的な姿が面白くもありました。
まるでゲームの中に迷い込んだかのような、描いてあるキャラがこじんまりとして可愛く、小物やお家も色鮮やかでファンタジックな絵本です。ここまでよく緻密に描いたな、と1ページ1ページじっくり眺めながら読み進めました。
作者は細かいアイデアの宝庫なのでしょうか、発明品の数々がどれを見ても斬新で楽しいのです。こんな懐中時計を手にしてみたい、愛らしいデザインです。
やや長いのと絵を見て楽しむ本ですのでお母さんと一緒に読むと楽しいです。