神様のメガネってどんなものなのかしら?どんな色眼鏡(いい意味で)なのかしら?と興味津々で読み始めました。でもでも嬉しい裏切りがあり、期待以上に気に入った絵本の1冊になりました。神無月=出雲の国では神在り月として賑わう中、眼鏡やさんはいったいどんな仕事ぶりなんでしょう。神様会議の前に腹ごしらえなぞで賑わう屋台。眼鏡屋さんもお商売を始めます。年をとって目があまり良くなくて、よく見える眼鏡を希望する虫の神様、老眼虫眼鏡のお買い上げ。風の神様、ウッカリものでゴーグルを落として、風ゴーグルお買い上げと順調な売れ行き。夕暮れ時、そろそろ店じまいの眼鏡屋さん。また来年この日まで・・・・と相成りますが、ここまでのお客さんの神様との掛け合いリズムや、ラストのオチが絶妙で久しぶりに”お気に入り”を見つけて嬉しくなりました。10月の読み聞かせに是非お勧めします。