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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

小さなバイキングビッケ」 みんなの声

小さなバイキングビッケ 作:ルーネル・ヨンソン
絵:エーヴェット・カールソン
訳:石渡 利康
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2011年09月
ISBN:9784566013797
評価スコア 4.43
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みんなの声 総数 22
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  • 息子の毎晩の楽しみでした 受賞レビュー

    6歳の息子と読みました。
    1日1章ずつ。
    息子は、とても楽しく、毎晩楽しみにしていました。

    何が楽しいって、やっぱり船に乗って冒険にいくと想像すると、
    息子はワクワクするようです。
    船のオールや、帆にも興味津々でした。
    バイキングたちの、ちょっとおばかなやり取りや、
    ビッケの活躍する様子が楽しかったみたい。大笑いしていました。

    息子はちょっと怖がりです。
    なので、少し怖がりだけれど知恵のまわるビッケの勇姿に共感していたみたい。

    息子は6歳。幼年童話は何冊も読んでいましたが、
    今回、初めて少し長目の本に挑戦です。
    絵が少ないことも、少し難しい言い回しも、息子は初体験。
    でも、私が読んだ文を聞きながら想像する、という楽しさを知ったようです。
    本好きに育ってほしいなあ。

    せっかくなので、当時のフラーケ地方と、
    バイキングたちの冒険した場所の地図が載っていたらもっと楽しかったなあ。

    投稿日:2017/05/21

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    2
  • アニメもおもしろかったけど(当時幼稚園)本はもっと好きでした

    • アユンさん
    • 50代
    • せんせい
    • 奈良県
    • 女の子15歳、女の子15歳

     子育て中に双子娘によみきかせようと探していたら廃版になっていて本当にがっかりしたおぼえがあります。復刊バンザイ!
     だから実は7歳というのは、私が読んでもらった年齢です(昔すぎてだめかしら)。一度読んでもらっただけで、ほとんどストーリーをおぼえてしまいました。それくらいおもしろかった!

     ビッケは勇猛果敢なバイキング、北欧の荒れた海に乗り出し、外国の沿岸を荒らしてまわる一族の少年、それも族長の長男。
     当然、無鉄砲で野蛮で何よりケンカが好きで恐ろしい顔をつくれる「強くて乱暴な男の子」像を求められるのですが、これがひょろっとした頭のよい平和主義者の男の子。
     毎日大人からも子どもからも怠け者、役立たずとばかにされて見下され、族長のお父さんからも嘆かれているのです。
     でも、とってもかしこいビッケはそんなこと気にしません。戦いはきらいなのでみんながあきれて襲撃につれていかれなくて、ちょうどいいと思ってさえいるのです。
     ビッケの平然とした態度とその考え方が私には印象的かつ衝撃的でした。

     「勇敢で無鉄砲なのはただ考えがたりないってこと」
     「なまけたいと思った人が色々便利なものを発明したんだよ、ねじとか台車とか」
     「頭をつかえばなんだってできる」
     といった感じで、7歳の時の自分にとっては、本当に目からうろこでした(実際の文章はうろおぼえですが)。

     ビッケシリーズの中ではこの「小さなバイキングビッケ」と「弓矢」が気に入っていました。アニメよりも本を先に読んでいたのだと思います。
     アニメは3回ほど、偶然見ただけですが、原作どおりのエピソードで画もかわいかったと思います。色もよかったですね。

     物語では、まず、シリーズのはじめの方のエピソードが気に入りました。
     一族の大人が、旅商人に、白い砂を塩だと売りつけられてしまうのに、ビッケは即座に見破ってしまうのです。そのかしこさと機転に私はすごく感動しました。
     (物語の中では、ビッケのすごさを誰もわかってくれなかったけれど)。

     どの話もユーモアたっぷりで、強くて考えなしの族長や肝っ玉かあさんや、わかりやすくマヌケで乱暴なバイキングたちや、待ち構えるいばった王様や領主たちがくりひろげる大騒ぎの中、びくびくしながら知恵をふりしぼるビッケが最高でした。
     読んだらすっきり爽快!胸がすっとします。

     特に好きだったのが、「関税と称して、せっかくのエモノをとりあげてしまう役人達の海峡をどうやって切り抜けるか」という話。

     もう1つ、好きなのはビッケがしぶしぶでかけた初めての遠征の話(15歳だったかな?)。
     それにせっかくそこで、今までとうってかわって尊敬されるようになったのに、翌日、今まで出た中で一番チビのおおかみに追いかけられて逃げまくったため、子ども達の中でのビッケの評判はまたもや奈落の底へ、というエピソードも好きでした。

     この2つの話は確か「小さなバイキングビッケ」に入っていたと思います。
     
     ただ 「ビッケ」シリーズはストーリーがおもしろくても、全体として分量が多く、場面転換が何度もあるので読み慣れていないとわかりにくいかもしれません。
     最初は大人が読んであげたほうがわかりやすいと思います。
     私は中学くらいまで、ずーっと楽しんでいたと思いますが、一番よく読んだのは小3〜5年生くらいでしょうか。
     自分で読むにはやや難易度が高目なため、大のお気に入りの本でしたが、「自信を持っておすすめ」ではなく「なかなかよい」の評価です。
     
     私自身は、ストーリーを楽しんだだけではなく、ビッケの生き方、つまりヨンソンの考え方から大きな影響を受けたと思います。

     例えば、集団の中でほめたたえられなくても(むしろばかにされても)、自分は自分らしくあれば、それで生きていっていいんだし、
     みんながばかにする自分らしさがいつか家族やその集団を助けることだってあるかもしれないんだな、とぼんやり考えるようになりました。

     ビッケのひょうひょうとした生き方と天才的な発想の転換、家族への皮肉で的確な、それでいてあたたかい見方、暴力をいやがる性質、それにとびでたひざ小僧がとっても好きでした。
     私の初恋の人かもしれませんね。

     よかったらビッケに出会って好きになってもらえたら、とても嬉しいです。

    投稿日:2017/05/10

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  • 小さくてもたよりになる

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子7歳、男の子4歳

    ビッケの本は初めて読みました。
    バイキングの族長の息子と聞いて、どれほど強くて勇敢な男の子なんだろうかと思っていたら、まったくイメージと違いました。小さくてこわがりで、全然バイキングっぽくありません。
    それでも、ひらめき力だけは抜群に優れていて、数々の困難な状況を見事に解決していきました。道化師に化けて脱出を試みる場面では、頭を丸坊主にするというビッケの大胆な行動に驚きました。意外と肝が据わってるんですね。
    本に出てくるビッケのお父さんやお母さん、バイキングの仲間たちなど、個性的なキャラクターの会話のやりとりも、イキイキしていて場面が思い浮かんですごく楽しかったです。
    自分もビッケの仲間になったような気分で、あっという間に読んだ1冊でした。

    投稿日:2017/05/24

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  • 力ではなく知恵で戦う

    • みいのさん
    • 50代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子14歳

    バイキングと言えば、襲撃し略奪する海賊です。
    でもビッケは、知恵と優しい心で困難を乗り越える、平和主義者。
    文句ばかり言って仲間から嫌われたスノーレのことを、皆が海へ投げ込もうと言い出した時も、ビッケはスノーレをかばい助けてあげました。
    その後スノーレは心を入れ替え、すっかり良い人になってしまいますが、昨今のいじめ問題も、こんな具合に解決出来ればと思いました。

    投稿日:2017/05/24

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  • 利口で親切なビッケ

    「北欧の一休さん」というキャッチコピーがついていたので、とんちで窮地を切り抜けていく話なのかと思っていましたが、相手の言動を逆手に取ってグゥの音も出ないようやりこめる一休さんのやり方とは異なり、ビッケは自分の知識を使って、物を作り出したり、会話で相手の信頼を得たりしていきます。
    力持ちだけど間の抜けている大人のバイキング達は、小さなビッケをすっかり頼りにしていて、子供達が読むと痛快な気分になる事間違いなし。
    でもビッケのお母さんは、ビッケにうぬぼれてはいけないときちんと言い聞かせ、ビッケは思いやりのある謙虚な少年に育ちます。
    「ビッケは、とても親切で、相手を思いやる利口な男の子だったのでした。」という結びの一文が、ビッケの魅力をよく表しています。

    投稿日:2017/05/24

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  • 小さなバイキング、ビッケ。

    • ととくろさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子8歳、女の子4歳

    ビッケは勇猛なバイキング族長ハルバルの息子。
    彼は戦いより知恵と工夫で乗り切る子どもです。

    ビッケの飄々とした様子、
    知恵の使いように感心しました。
    バイキングらしい父との対比のような存在でありながら
    その功績により、
    周囲に認められていくのは痛快で面白い作品です。

    オオカミに追いかけられたり、領主に捕まったり。
    ビッケを襲う困難は
    子どもとしてもバイキングとしても
    とても大きなもの。
    どうなるんだろう?
    どれも鮮やかな解決をしてくれます。
    ぜひ読んで確かめてみてください。

    どうにもなりそうもないとき、
    ビッケのように頭を動かしてみよう。
    「北欧の一休さん」、
    ぜひ自分にもその発想力をほしいものですね。

    投稿日:2017/05/22

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  • 本の方が好きかも

    アニメも何回か見たことがありますが、私は本の方が想像が膨らんで楽しい感じがしました。5歳の子どもが一人で読むのはまだ先のことになりそうですが、ビッケがトラブルを知恵と勇気で賢く解決していく冒険ストーリーは、子どもも大人も楽しめました。

    投稿日:2017/05/17

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  • パワフルなバイキング

     小さなバイキング、ビッケが知恵をつかって大活躍。ノコギリエイ!?や、道化師に変装して脱出するなんて、すごいです。
     
     きれのある文章がよみやすく、いきいきとした会話文は、みんなの声がきこえてきそうでした。
     
     たくましいおとうさんと、冷静なビッケ、でも一番強いのは、おかあさんかもしれませんね、、、。1000年も前のバイキングのパワフルなお話、たのしかったです。

    投稿日:2017/05/13

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  • ビッケの発想にワクワク

    なんて賢いのでしょう!子どもで力はなくとも、ずばぬけた発想と頭の回転の早さで周りの大人よりも優れたバイキングとして活躍します。大人が力で石を運んでいる間にビッケは頭で石を運ぶという冒頭でのフレーズがビッケの実力を物語っていますね。
    次はどんなアイディアでこの状況を打開するのだろうと、読んでてワクワク。このシリーズ全部読んでみたくなりました。

    投稿日:2017/05/15

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  • ビッケの知恵と勇気の物語

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子5歳、男の子1歳

    海賊の族長ハルバルの息子ビッケの力を借りて、大冒険を乗りきって宝物を家へ持ち帰ったお話です。ハルバルや船員たちは野蛮で浅はかですぐにピンチに陥るのですが、とっても頭のいいビッケの知恵でピンチをしのぎます。
    ビッケはちょっぴり生意気だけれど、とっても頭の回転の速い男の子。でも、とっても勇気があったり冒険好きなわけじゃない。仲間を助けるために怖いけれど勇気を振り絞るのです。そんな等身大の主人公だから、みんなに愛されるのだろうと思いました。
    ちょっとうまくいきすぎかなと思う部分もありますが、ビッケの活躍は読んでいて痛快です。お父さんのハルバルや仲間たちは、ちょっぴりポンコツだけれど、憎めない人たちです。
    続編も読んでみたいです。児童書ですが、大人でもおもしろかったですよ。子どもがもう少し大きくなったら読んでもらいたいです。私も子どもの頃の出会いたかったです!

    投稿日:2017/05/13

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