表紙絵には主人公のくまの子が、バス停のベンチに座っています。
実はこのシーン、本編からの抜粋ページではなく、ここに描かれているシーンの描写はありますが、また別のカット(絵)でした。
本編から抜粋した絵だったり、全く違うカットだったりというのはわりとよく見る表紙絵のパターンですが、
文章としての描写はあるけど、本編とはまた別の絵を使うっていうのは、とても珍しい気がします。
このクマの子が待っているバス停の名前は「ひまわりヶ丘」だし、風景の中にも、ひまわりがいっぱい描かれているので、
この絵本は夏の暑い時期に読むほうが雰囲気がつかめそうです。
とても優しい心がほっとする内容です。
4,5歳くらいのお子さんから小学校低学年くらいのお子さんたちにお薦めします。