「たつくん おむかえドキドキ」 みんなの声

これは、誰もが共感できるお話じゃないかなって思います。
次々と、降園のお迎えがやってくる中、自分のところはなかなか来ない…。

特に、たつくんのように　お誕生日会をしてもらって気分は最高、早く家族に嬉しかったことを話たいと思ってる時は、いつも以上に時間が長く感じます。

とうとう、さいごのひとりになってしまった　たつくん…。
おたんじょうびなのに…おたんじょうびなのに…。
走って行って、抱きしめたくなります。

いろいろなこども達のタイプを十二支を使って描いたこのシリーズ。
自分に当てはめたり、おともだちを思い出したり、とっても楽しいです。
我が家、“じゅうにしえん”ブームです！

みんなのおむかえが来ても自分のおむかえが来ない！？なんてドキドキになりますよね。不安になるたつくんの気持ちわかるなー。わたしも子供のおむかえはなるべく最後にならないようにしてあげたい気がしますが、たまにはこんなことになってしまいそうです（？）。
もちろん安心できるラストです。

いろんな絵本を読んできたつもりでいましたが、
実は　このシリーズは　こちらが初めて読んだばかりです。
きむらゆういちさん、ふくざわゆみこさんというお名前も
知っていたし、
しかけ絵本も大好きだし、１２支を扱った絵本も
ありますが、どうして知らなかったんだろうと思いながら
これは全部読みたくなりました。
私としては読みやすく　可愛らしく
１２支の動物たちを園児として
仲の良いストーリーが微笑ましく感じました。
大きさ（体格）も見た目もいろいろな
動物がお友達で園にお迎えに来る大人たちも
雰囲気が出ています。
お誕生日会の喜び、お迎えが最後になった心細さは
小さいお子さんも実感しやすいでしょうね。
そして　自分自身の「えと」に興味が持てますね。
次は　私の「えと」　いぬくんのお話が読みたいです。

お迎えは、１０分前に行くように気をつけていますが、ちょっと遅くなって３、４番目になった時があった時に「遅い！」と孫に言われたことがあったので、たつくんは、一番遅くなって大泣きした気持ちが孫と重なってしまいました。これからも時間前に待っているようにお迎えに行こうと思いました。しかけで捲るのも楽しい絵本だと思いました。

園でお誕生会をしてもらったたつくんはウキウキ。

でも、お迎えの時間になってもお迎えがきません。
ついに、最後になってしまいました・・・。
それまで強気だったたつくんも、泣きだしてしまいました。

パパもママもお誕生日の準備で遅くなってしまったのです。
よかったね、たつくん。


でも、保育園に遅くまで預けざるを得ないお母さんが読んだら、
心が苦しくなりそうかも、と思いました。