おそらく初めて読むニュージーランドの絵本。
作者のリンリー・ドットは、ニュージーランドで20点以上の絵本を発表し、合計で200万部以上出版されているというのですから、最も多くの人々に愛されてるという肩書きに偽りはないのでしょう。
お話は単純明快。
春になったのに、冬眠から目覚めないくまくんを、仲間の動物達がかわるがわる起こしに行くというもの。
森の設定なのにライオン、ゾウ、カバとかが出てくるのは、ご愛嬌といったところで、表情が可愛いので逆に小さい子供でも楽しめます。
オチは、成る程と納得できるものなのですが、この部分だけは少し年長にならないと理解できないかも知れません。
登場する動物も多く絵も親しみのあるものなのですが、邦訳がどうもちょっと馴染めません。
原作は韻を踏んだリズミカルなものとあるので、訳するのが難しいのかも知れませんが、あまりに子供を意識した訳なので違和感を覚えました。
文章が長いこともあり、3〜4歳ぐらいからにオススメです。