大人になって児童書を読むことはなくなりましたが、タイトルの「魔女」に惹かれました。
舞台は、現実の世界に密かに存在する不思議な場所。魔女の家です。
そこに引き取られたのが、アーヤ。
アーヤは強くてたくましくて、とても元気な女の子。
次々に出てくる問題をアーヤが考え行動に移して行く様や、おかしな魔法の呪文の作り方。
アーヤと奇妙な住人のやりとりなど、みどころ満載。
トーマスのしゃべり方はのんびりしていて魔女の猫って感じがしません。あっさり魔女を裏切ってしまうところもかわいい。
ベラ・ヤーガもマンドレークもなんだか憎めなくて、好きです。
魔女が出てくる物語は、だいたい主人公より魔女を好きになってしまうのですが、アーヤはとても魅力的。応援したくなります。
ファンタジーなお話と佐竹さんの愛らしい挿し絵がいっぱいで、ページをめくるのが楽しかったです!一気に読みました!
魔女よりもすごい魔法を使えるなんて、やっぱりアーヤは魔女なのかも?