お話は、ひな人形のお店で売れ残ってしまったおひな様たちの会話で始まります。
「私たちだけ残ってしまったわ」
「飾ってくれるうちを探そう」
おひな様たちは、朝早く、お店が開く前に出発します。
絵本の中のおひな様たちは、着物の生地で作られているようです。だから本当のおひな様たちが実際に動き回っているような気持ちになって、応援したくなります。
もちろん最後はハッピーエンド。
良かったぁとホッとしながら絵本を閉じることができます。
この絵本は、お話のところどころに行事のことやおひな様の由来などがさりげなく書かれているので、自然と知識が身に付きます。
小さなお子さんに向いているかもしれません。