娘が自分で選んで図書館から借りてきました。
世界の様々な地域の、様々な立地条件、人々の知恵、文化のもと作られた家について知ることのできる絵本です。絵はペーパークラフトになっていて、そこまで写実的とは言えませんが、家の形状や様子は十分わかります。
アメリカのログハウス、スペインの洞窟住居、イタリアのヴェネツィア式邸宅、中国の福建土楼、モンゴルのゲル、キャンピングカーまで、ほんとうに色んな住居が紹介されています。
「洞窟住居の村で育った子供たちは小さい頃他の人たちもみんな洞窟に住んでいると思っている」とか、「ヨーロッパのハーフティンバー様式で建てられたタウンハウスではかつて、家の主は一階の敷地の広さ分の税金を支払わされたため、上の階を一階の壁からはみ出して建てた」とか「ンデベレ族の女性は、戦争中にも壁の模様を使って密かに他の人と連絡を取り合うことができた」など、面白いまめ知識も書かれています。
小学校低学年には難しい言葉もたくさん出てきますが、娘は興味津々で、私自身も興味深く読み進めました。親子で絵を見ながら会話が弾んだのもとても良かったです。世界には本当に色々な家があるのですね。実際に見に行ってみたいです。