「ノウサギとハリネズミ」 みんなの声

６歳の娘と読みました。どこかで聞いたことがある？と思ったらグリムの昔話の再話でした。
ちょっといじわる（？）なストーリーだと思うのですが、はたこうしろうさんのかわいらしい絵がとても雰囲気よくて、楽しく読めました。
娘も気に入ってクスクス笑いながら聞いていました。特に必死に走ってのびているうさぎさんの表情が面白かったようです。

どこか聞いた話だと思ったらグリム童話のリメイクです。
しかしエンターテイメントを意識したこのアレンジは最高です。
また、はたこうしろうさんの絵がとても楽しくて、思わず笑ってしまいました。
ハリネズミの知恵に翻弄されてダウンしてしまったウサギさんには同情いたします。
最後のページの最後の文については、ちょっと解説的で、無くても良かったかも知れないですね。

５歳長女に借りてみました。ノウサギとハリネズミの知恵比べのお話です。（ノウサギは知恵を使っていませんが…）

長めの文章でしたが、３歳の次女も面白かったようでちゃんと聞いていました。長女もとても面白かったようです。「どんな風にして勝つかと思ったらこんなこと思いつくんやね」と感心していました。私も同じくハリネズミの考えにビックリしました。

ハリネズミの頭の回転のよさに感心しました。
足は遅くとも、頭の回転が速いので勝利したのでしょう。
ノウサギとの競争に勝つ方法をよく思いついたものです、
また、負けたノウサギをちゃんと看病してやる優しさも感心でした。

このお話に出てくるハリネズミの夫婦はとっても頭がよかったです。いじわるなうさぎと勝負をしていたのですが、夫婦で協力してウサギを負かしていました。その姿を見てうちの子は、「そっちはお父さんでこっちがお母さん、二人いるよ！！」って必死に教えてあげていました。

グリムの昔話のひとつを、たくさんの幻想的で美しい詩と物語を作ったウォルター・デ・ラ・メアの再話。翻訳は、児童文学の研究家でもある脇明子さん。絵は、人気のイラストレーターで作家の、はたこうしろうさん。グリムやデ・ラ・メアの作品としては珍しいキャッチーな絵になっています。

高慢な態度のノウサギと、精一杯紳士的な態度を取ろうとするハリネズミ。
ノウサギの態度もどうかと思うのですが、
ハリネズミが騙す様子もちょっと頂けないな･･･と思いました。

かけっこをしている場面は面白いと思うのですが、
全体的に面白いかというと、好みが分かれるように思います。