もしかして、本当に魔法の日記なの?と題名にひかれて、現在4年生の息子の学校での読書タイムに良いかと思い図書館から借りてきました。一言でいうと、よく出来た本だと思います。完璧ではない、でも本当はどこにでもいそうなちょっとコンプレックスがある5年生男子の気持ちが、丁寧に描かれていました。
今は出来ないことも、文字にすることで、意思を明確にし、自分自身にくさびを打ち、努力すれば願いはかなう。それには、「もし」などという仮定や言い訳は必要ない。
決して格好いいヒーローでもなんでもないけれど、却って身近に感じてよい本だなと思いました。プールをズル休みする件とかがとても面白かったです。
ただ使われている漢字が4年生で習わないようなものもバンバン出てきます。でも、文章を追っていると、話の前後でニュアンスがつかめると思うので、問題はないかもしれません。大人で1時間で読めました。