いろんな種類の大根、大根の栽培法、加工法、薬効や言い伝えなどの文化(大根役者、大根足の由来など)を紹介する学習絵本。
日本全国津々浦々に、その地域独特の大根があったという。
世界にもいろんな大根があり、いくつかが写真で紹介されているが、「ドイツの大根」なんてものを見ると、驚いてしまう。
大根は日本の専売特許ではないのだ。
最近は、近所の八百屋で中国系の赤い大根や紅心大根、韓国のチョンガク大根なども時々見かけるようになった。ドイツの大根もそのうち見かけるようになるかもしれない。
スーパーではいつも同じ青首大根。そればかり見ていると、それしかこの世に存在しないような気がしてしまう。実際は、膨大な種類の大根があり、料理法や保存法なども郷土色豊かに様々あった。
「ぶどう漬け」「守口大根」などは、ネットで検索してみた。こんなの初めて見た。
知っているつもりになっているものでも、本当は知らないことのほうがはるかに多いことが分かった。
この本は栽培法を中心にして、実際に大根を育てて収穫し、いろいろに加工して食べるまでをサポートしてくれる。土地がなくても、大根の葉っぱの付け根を水に浸しておくと、芽が伸びてきて花を楽しむこともできるらしい。
大根の花は、花屋では買えないので、ちょっとやってみようかと思った。
それにしても二股大根は、ちょっとセクシーだ。