なんていうのかな
読んでいて とても心が あったかくなる絵本です。
壊れてしまった楽器たち
街の片隅で 物置でクモの巣をかぶって
眠っている 楽器たち
そんな 楽器たちと
見つめる お月さま
静かに ゆっくりと 娘はその世界に自分も入り込んで聞いています。
できるはずがないと あきらめるその前に
やってみようと 挑戦すること
できないところは できる誰かが補い合うこと
できることを できるように まずはやってみること
そんな 楽器たちのやりとりを娘はどんなふうに感じているのかな
最後のページ
娘はなかなか閉じようとしません
じっと見つめているのです。
もしかしたら 娘の中では お月さまの光と 優しいみんなで作り上げた音楽が 聞こえているのかもしれません。
母には 残念ながら聞こえないのだけど
娘にはずっと 聞こえているといいな・・なんて 一緒に読むたび願うのです。