暑ーい夏、ありさんもちょうちょさんも、せみさんも、てんとうむしさんも「こかげでほっ♪」としています。
ほんとにほんとに暑いのです。公園のブランコのくさりも、すべりだいも「あっちっち」です。そこで、子どもたちも木陰に入ります。涼しくてほっとするし、木の葉っぱの影がいろんな形を作っていて面白い。
やさしい色合いの可愛らしい絵に、「ほっ♪」と和む絵本です。文章は短く、調子よく読めます。
著者略歴によると、作者のみなみじゅんこさんは、保育士さんをされていたとか。子どもと戸外で遊ぶことの多い人ならではの視点で描かれた絵本だと思いました。
絵本を教育的に使うのは基本的に好きではありませんが、最近は、気温が高く、熱中症や公園の遊具で「やけど」なんてこともあるようですので、読んだ後に子どもたちに、気をつけようね、帽子をかぶろうねなど、さらっと言ってもいいかもしれませんね。