図書館でのお話会で読んで頂いたのが、最初の出会いです。
その時は、当時2歳半の娘より、親の私の方が、やわらかいタッチの絵から伝わる、子供の目に映る雨の日の、美しさや楽しさに心を奪われ、思わず魅入ってしまいました。
しばらくして、ふたたび目にしたので、2歳8ヶ月になった娘に読み聞かせてみました。
ボールがぽーん、と飛んで行き、
ぼうしがとばされ、水に浮かび…
葉っぱが浮かび、かえるさんがうたい…
ボールあたりから、その世界に引き込まれ、
次々と自分の知っている物が出てきては、次に繋がり…
と、いう話の流れを楽しんでいる様です。
場面場面で、ぽーん、ひゅうっ、ぽとん、ぷかぷか…
と、絵から聞こえてきそうな擬音を言ったり、かえるのシーンでは、カエルのうたを歌い出したりと、イメージを膨らませて、親子で主人公の子と一緒に、雨の世界を探索するのが楽しいです。
この本を読んでから、雨の日に自分で傘をさしてお出かけしたがり、傘デビューの良いきっかけになりました(*^_^*)
大人にとって、雨の日は「天気が悪い」と感じてしまいがちですが、子供にとっては、雨の日も「良い天気」なんだろうなあ…
そんな事を感じた一冊です。
「わたしも うたう」
の子供の表情が、純粋で愛らしくて、大好きです!
梅雨が来る前に、親子でゆったり読みたい絵本です。