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タイトルに惹かれて読んでみると、おかあさんが亡くなることのお話でした。 子どもの目線で描かれていて、お母さんが亡くなったことがわからず、あちこち探し回ったり、自分のせいでいなくなったのではと責める子どもに胸が痛みました。 残された家族で生きてゆく過程で成長していく男の子。でもやっぱり時々お母さんのこと思いだして悲しくなっちゃう。それでも支えてくれる周りの人に感謝し、お母さんの思い出を胸に家族で生きてゆく…というストーリーでした。 おかあさんの死と向き合う男の子と家族を描いていて、せつないけれど大切なことを教えてくれるとてもあたたかい物語でした。 訳者であるおーなり由子さんのあとがきも素敵でした。
投稿日:2015/12/12
幼くしてお母さんを亡くした子供のお話です。 死を理解できる年齢はいくつからでしょうか。 私の実母は、母親(私にとっては祖母)を1歳半で亡くしています。 実母はもちろん当時4歳だった叔母も、母親を亡くした当時の記憶はほぼないようです。 当時小学1年生だった叔父は、精神的悲しみが強かったとか。 どの子も両親健在で愛情に恵まれ育ってほしい、本当にそう思わずにはいられません。
投稿日:2019/05/12
お母さんが何故自分の前からいなくなったのか。 言葉としては分かっているけれど、それが本当はどんなことなのかは、分かっているような分かっていないような、そんな気持ち。 「分かって」しまうと、現実のこととして受け入れなくてはいけなくなるから、分かりたくない・・・そんな気持ちもあるのかも、と子供の中で揺れ動く悲しみが伝わってきます。 シンプルな絵、シンプルな文章だからこそ、その余白から、いろいろな気持ちが読み取れるように感じられました。
投稿日:2018/11/19
このお話は、お母さんが死んでしまった家庭の子供に焦点を当てたお話でした。苦悩するお父さんやお姉さん、家の中のお母さんの形跡を探したりお母さんの物を見て懐かしくなっり・・・残された家族で頑張っている姿が感動的なお話でした。
投稿日:2015/10/02
この本を読んで、より一層「死んでたまるか」という思いが強まりました。涙が止まりません。訳をされているおーなり由先生は私が小学生くらいの頃に、少女漫画雑誌で漫画を描いておられた漫画家さんではありませんか…!何と…!
投稿日:2014/11/14
この絵本は、はじめ、内容を知らずに読み聞かせしたのですが、 とっても深い内容の絵本でした。 おかあさんがなくなってしまった男の子のお話。 はじめそのことを理解できず、おかあさんを探すのですが・・・。 涙がでてきてしまう、とてもせつないお話でした。 でも強く生きる子どもの生命力を感じたり。 3歳の娘には難しかったかもしれませんが、何かが胸の奥に 伝わってくれているのかもしれないなと思いました。
投稿日:2014/11/04
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