原題は『RAIN RAIN DON’T GO AWAY』。
なかなか粋な訳ですが、私には八代亜紀の歌のイメージが・・・。(笑)
三日も降り続いた雨。
小さな男の子と女の子のきょうだいは、
家の窓から雨の様子を眺めています。
二人とも雨の中で遊びたいのですが、
お母さんの反対を予測してじっと我慢しているのです。
降り続く雨と同じく、外の雨の様子と、きょうだいの思いが、
延々と語られます。
そして、ついに、お母さんが・・・。
絵本と言うよりは幼年童話に近い、10分近くかかるお話です。
情景描写はとても素敵なのですが、内容上単調な展開なので、
しっかりとお話を聞ける状況でないとしんどいかもしれません。
それにしても、ちゃあんと聞き分けのできるきょうだいに
感心しきりでした。
でもそれも、子ども達の気持ちを汲み取ることのできる、
寛容なお母さんだからでしょう。
母として、学ばせていただきました。
チムシリーズのエドワード・アーディゾーニが二色刷りの素敵な絵を
描いています。