「赤のはんたいは？」 ママの声

はんたいのことばかり言うキツネのヅミくん、息子にそっくりです。外がいい天気でも「あったかくなーい！」車に乗ってお出かけしても「速くなーい！」周りはしらけているのに、本人だけが楽しんでいるんですよね。このお話を読んで、少しバツが悪かったらしく、しばらくは反対言葉をやめていました。

言葉に注目した幼年童話シリーズで、
娘たちが気に入っています。
これは、ざっくり言うと反対のことばかり言う登場人物を
こらしめようとするお話です。
そのこらしめ方がひねりが効いていて
なるほど〜と思いました。
赤の反対って、なんだろう？って
子どもたちと話し合いました。
子どもたちは、信号が赤と青だから
赤の反対は青っていう意見でしたが…
赤字黒字っていうしねえ…と大人である私は
あれこれ考えてしまいました。

タイトルにもあるように赤のはんたいは？とみんなで考えます。
いつもひねくれた答えばかりのきつねくんの答えは…。
私は赤のはんたいというと白が一番に浮かびました。次に赤の補色の青緑？と思いました。
みんなの意見を聞いているといちいち「うーん、それもありだな」と思ってしまいました。
ひねくれきつねくん、みんなのおかげかちょっと態度を改めたようで良かったです。おひさまを怒らせるのはもうやめようね。

小学校１年生の娘が図書館で借りてきました。「つたえあいましょうがっこう」の１年１組のお話だったので、ちょうど自分も１年１組の娘はとてもうれしそうでした。
小学校の低学年くらいというのは、面白かいのに「つまらない」とか、美味しいのに「美味しくない、まずい」とか、よくわざと反対の言葉を使って周りを困らせたりするものですが、こちらもそんなおはなし。
１年１組のきつねのズミくんは、ひねくれもので反対のことばかりやったり言ったりしています。それに困った周りの友達が、ズミくんに「赤の反対は？」と質問します。仲間からは信号機だったら青だとか、運動家なら白だとか、いろんな意見が出て・・・
思わず私も赤の反対って何だろう？と娘と一緒に考えてしまいました。意外に難しい問題ですね。でもそんなやり取りも楽しめる楽しいおはなしでした。