「おっちゃん」という言葉が楽しくて「おっちゃんおっちゃん」と
何度も言っていた娘です。
でも「おっちゃん」って「おっさん」ではなく「おとうさん」って
いう意味だったのですね。
泉州弁で書かれた文章が効いています。標準語で書かれていたら
ちょっと雰囲気変わって印象が薄くなったかもしれないなあって
思うもの。私は関西の人間ではないので、イントネーションなど、
うまいこと読むことができたかどうかはわかりませんが・・。
ぼくは、「海」を飼っていたのですね。
読んでいて私はそんな風には思えなくて、どんどん育っていって
しまう海が、ちょっと怖かったです。
作者は海の近くで暮らして、海に親しみを持って生きてきた人だから
海なし県に長いこと住んでいる私とは海に対しての気持ちが全く
違うのだろうなあ。
娘もやっぱり少し怖がっていて。
「ビー玉の中が水みたいだったら拾ってこなければよかったのに」と
言っていました。