「うさぎちゃん」 ママの声

せなけいこさんの作品が好きなので、こちらも読みたいとおもました。
女の子が白くて赤い目をしたウサギちゃんをもらって飼うことに。
「おおきくおなり」とキャベツやパンを毎日たくさんあげていると、どんどん大きくなって、とうとう女の子よりも大きくなって……というおはなし。
せなさんの作品にはうさぎがたくさん登場しますが、せなさんも小さい頃うさぎを飼ったことがあるんですね。納得しました。

せなさんのお家でもうさぎを飼われているそうですね。
そして、この絵本のように娘さんがうさぎの母親代わりとしてお世話をされているそう。
そんな娘さんや、うさぎ好きの子供たちに向けて描かれた本作。
女の子が一生懸命にうさぎのお世話をする姿や、このままどんどん大きくなって、大きくなり過ぎたらどうしようという妄想はとてもかわいらしかったです。そして、うさぎへの愛情を感じました。

せなけいこさんらしい、ユーモアのある絵本。
うさぎちゃんが飼いたい女の子のお話です。
どーんと巨大化するうさぎさんは
絵本が横長のかたちもあって、インパクト大。

うちの娘たちも
最近ペットが欲しくて欲しくて仕方ないという感じ。
子どもの夢で大きくなるうさぎちゃん。
もっと大きくおなり、なんて
言われているうさぎちゃんに同情をしてしまいますが。

うさぎを飼っているいる女の子のお話。
どんどんどんどん大きくなっていくうさぎ。このサイズにはびっくりです！読んでみてください。
うちの４歳児と２歳児もうさぎがかわいくて仕方がない様子で我が家で楽しそうにエサやりをしたり、うさぎを見ていたりしています。うさぎが成長するのは嬉しいですが、さすがにこの絵本レベルになったらどうしましょうね（笑）。
月も出てくるのでうさぎと月でお月見シーズンに読んでもいいかも。

以前、せなさんのインタビューで
うさぎを飼っていたというのを見たことがあります。
それをふと思い出すくらいリアリティのある感じでした。
うさぎのお世話をする様子とか…。
そして、うさぎが大きくなったら…って想像するのですが
その絵が楽しい！
本当に体が大きくなった怪獣っぽいうさぎなのですが
せなさんの絵なのでこわくもなく、
でも、妙な説得力もあり…。
新鮮さがあるかといわれるとそうでもないですし、
オチもあるようなないような終わり方ですが、
子どもたちは想像を楽しめて満足したようです。