フランスの作家さんですね。
フランスの教育は、幼い子どもにも、だめなことには「ノン」と厳しくはっきり言うって、聞いたことがあります。とにかく厳しいとか。
それにしても、本文冒頭から、激しい表情のパパとママですね。
赤い差し色が際立っています。
「どうして、・・・・・・?」という両親の攻撃に、「だって」という応答の防御策を講じたニコデムですが、・・・・・・。
フランス人の子どもは、乳児の頃から、様々なことを実践的に学んでいくそうです。
他人の気持ちになって考えること、社会的能力を徹底して教え込み、子どもの成長過程を何より尊重するお国柄とか。
ニコデムも両親の対応の変化で気づいたようです。
本人が自ら目覚め、発見するのを待つ教育ですね。
これは、親の立場からすると、相当つらいと思うのですが、これがフランスの教育なんだな〜って、思いました。
生まれた時から、子どもを一人の個人として尊重し向き合っているんでしょうね。
でも、待つって、つらいな〜。
この作品は、大人向けの作品でしょうね。