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みんなでつくる1本の辞書」 ママの声

みんなでつくる1本の辞書 作:飯田 朝子
絵:寄藤 文平
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:2015年09月04日
ISBN:9784834081848
評価スコア 4.22
評価ランキング 23,749
みんなの声 総数 8
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  • なぞの助数詞「本」の謎

    ことばの不思議を体現しているといってもいい(と思う)、助数詞「本」。
    その「本」のあらわすところを、定義から、言葉集め、調査(と考察)までが、かみ砕きながら書かれています。

    これを読んで「本」のあらわすところが分かるかというと、そうではありませんが、言葉の不思議に気づいたり、不思議に思ったことを調べていく過程のお手本になると思いました。

    言語学とふれあえる、一冊。

    投稿日:2022/01/25

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  • 日本人ってすごい!

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子10歳、女の子8歳

    一本?どういう意味だろう…と読み始めたら、なんとも奥が深く、日本語についてじっくり考えるいい機会になりました。
    ものの数え方で、「本」は長いものに使うイメージだけれど、実はそれ以外にもたくさん「本」と数えていることを初めて認識しました。
    法案、映画、柔道の技、列車の運行数、電話の回線、ビデオテープ、楽器、壁にできたひび、点滴、土管。
    様々なジャンルわけされていて、確かに…へ〜。うん。なんて考えながら読みました。日本語って、シンプルなようで、難しい。そしてこれを、無意識に使いこなしているってすごいことなんだなぁ。外国を学ぶ難しさは、こういうことなのかなと実感しました。

    投稿日:2021/08/06

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  • 1本の辞書!!

    福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」から傑作集になった絵本です。
    留学生からの素朴の日の質問から「1本の辞書」を作ることに
    なったお話です。
    その発想に至ることに感動もし、斬新で面白いな〜と感じました。
    さすが「たくさんのふしぎ」ですね。

    投稿日:2019/09/02

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  • わかるようなわからないような

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、男の子2歳

    「本」を使って数えるいろいろなものを紹介している本です。絵が多いので、読みやすくて、子どもが数え方に興味を持つのによいと思います。
    ただ、結局、どういうものを本で数えたらよいのか、あまりすっきりわかりませんでした。え?普通はこれ本で数えないよね?というのも、本で数えると紹介されているので、大人なら「あぁ、業界によってこういう数え方するのね」と理解できますが、子どもにはあまり例外を載せるとややこしいかも。タイトルで、辞書と銘打っているので。

    ただ、大人と一緒に「こういう使い方もあるのねー」と、ぱらぱらと読むのにはいいかなと思います。

    投稿日:2018/05/17

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  • すっきりしない。

    私たちは、細くて長いものを「本」という助数詞で数えます。
    ロープとか、ナイフとか、にんじんとか。いろいろ。
    でも、細長くなくても「本」で数えているものがある。
    柔道の技。電話。企画。サッカーのシュート。他にもたくさん。
    「本」で数えるものにはどんなものがあるのか。
    なぜ本で数えるのか、について調べた本です。
    ああ、そういえば、こんなものも「本」で数えるんだな、ということやその由来がわかり面白く読めました。

    でも、作品紹介やほかの方のレビューにある「大学の先生が徹底的に調べた」というニュアンスについては納得できません。
    徹底的に調べた、というよりは、ちょっと知ってそうな人に聞いて、きっとこうなんだろう、と推測したことを書いている、という感じです。

    全体的になんとなく、すっきりしないところが多いのです。
    例えば、コップやバケツのように、片方の口があいているものは本ではなく、「個」で数える。ということが書いてあります。
    でも、その前の行に、長いほうの長さが短いほうの3倍以上のときに「本」と数えるとあります。
    そんな細長いバケツ見たことないです。バケツは細長くないから「個」だと思うし、コップも長いほうが3倍以上もあるものってあまりない。コップはそこまでは細長くないから「個」なんだと、私は思う。片方が穴が開いているからとかではなく。だって、ビンとかピッチャーとか、穴があいているけど本と数えている。

    ほかにも、例えば、家具屋さんが、机やタンスなどすべての家具を「本」で数えているとあります。
    本来和ダンスの数え方は竿です。「竿」と書かないと学校では×です。そういうものも、「本」と数えるもののなかに入れている。
    家具屋さんが、もしタンスを「本」と数えるなら、それはいわゆる業界用語です。
    業界用語や誤用も含めて、「本」と数えるもの、に入れてしまっている。
    そこはきちんと分けて説明してほしかった。

    辞書的にも正しい言い方。
    業界用語として使われる言い方。
    それから、誤用だけどみなが使っている言い方。
    などに分けて説明してほしい。

    私は家具屋さんで、タンスや机を「本」と数えているのを見たことがないです。だから本当なのかなという疑問も残る。
    なので、取材先をきちんと巻末に入れてほしい。
    科学系の絵本だと取材協力というのをきちんと巻末に載せていますよね。なぜそこを省略したのだろう。

    数え方のところで、
    「10本」を「じゅっぽん じっぽん」と書いてありました。
    息子は学校で「じゅっぽん」と書いて×をもらいました。
    この本は小学生が読む本です。
    この場合、「じっぽん、じゅっぽんと読むこともある」というふうに書くのが適当かと思います。

    そんな感じで、ほかにもいろいろ気になることがあるのです。
    全体的に、納得いかず、すっきりしないのです。

    あと、薄い黄色と薄い水色のデザイン。
    見にくいです。
    裸眼が0.08の息子は、本を読むときはいつもメガネはかけませんが、
    この本を読むときはメガネをかけました。
    大人向けの本なら、デザイン重視でもよいですが、
    子ども向けの本です。配慮がほしいです。

    投稿日:2016/10/27

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  • 350種類!

    「1本の辞書」という題名に惹かれて手に取りました。
    1本、2本。。。と数えるものを集めるという、ありそうでなかった企画なのかも!とても楽しい内容でした。
    細長いものは1本2本と数えるけれど、それ以外にも、柔道の勝負や、映画や、当たりくじも!探すとたくさんあるんですね。その数、350種類以上ということに驚きました。
    イラストもかわいいし、子供から大人まで楽しめる内容でした。

    投稿日:2016/02/20

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