日本人の作家とフィンランドの画家(イラストレーター)のコラボ絵本です。
作者のおくむらさんは生粋の日本人ですが、現在フィンランド在住だそうです。
この本を読んだとき、「…お?」と、思いました。
日本の絵本でおとうさんとおかあさんが登場するとき、(ほら、私自身も“おとうさん”と、先に書きましたよね?)
たいてい「おとうさん」から自然に口に出てしまうのですが、これは日本人だからなのかもしれません。
本書では、登場する順番はすべて“おかあさん”が先でした。
北欧では男女平等の意識がしっかり根付いているのですね。
また、どの動物たちもすごく自然に瞳の色が青かったり、赤みが買った茶色だったりしていて、「おぉ、フィンランドのあたりまえ感覚かも〜」と、思ってしまいました。