日本画チックな絵に惹かれて借りてみた本ですが、とても笑えて楽しい本でした。どろんこ大好きな子供たちに対して、キャ〜、また汚しちゃって…と嘆息したくなる大人。でもイタチのお母さんは叱りもせず、知らん顔。でも最後はちゃんときれいになってお母さんのもとに戻ってくるのだから、お母さんの誘導尋問ならぬ誘導指示?はすごい!
思う存分どろんこになって、さっぱりすると心身ともに満ち足りて、お母さん,お父さんのもとへと帰りたくなるんだろうなあ、というのが母の私の感想です。
一方、子供たちはというと・・・、どろんこ海賊になろうと海へ向かう道中の動物の子供たちの楽しそうな様子が、挿絵からも文章からも伝わり、特に「あっほい あっほい あっほいほい」と歌い踊っている場面では、上の子は大ニコニコ、下の子は大受けで一緒に踊り出すほどでした。
ちょうど夏休みで海に行ったりもして、波乗りの楽しさも満喫した子供たちだったので、この絵本にも感情移入しやすかったのだろうと思います。