この本を読んだ時、まだ小学生だった頃の自分を思い出しました。
というのは、私も昔物語を書くのが好きで、自分だけの絵本を作った記憶が有るからです。その絵本を見て、母親に褒められた事が有りました。でも、今ではあの時書いた絵本はどこに行ってしまったのか。きっと引越しなどをした時に捨ててしまったのかもしれません。
子供の時に書いた絵や物語はその時にしか出来ないものなので、大人になってもう一度見てみたかったです。大人になった今では書けない掛け替えのない1冊。ちゃんと保管しておけば良かったとこのお話を読んで後悔しました。
でも、この本に出てくる「ぼく」はちゃんと昔に書いたノートをちゃんと保存していて、すごいな。っと正直思いました。私は無くしてしまったので、凄く残念でした。ちゃんと昔に書いたノートを取っておいてくれたからきっとモカちゃんが疲れた心を癒しに来てくれたんだと思います。
大人になって日常に疲れてしまう事は良くあります。時間に追われてイライラしてしまったり、そんな時に、一杯のコーヒーの匂いが漂ってくると気持ちがホッとします。この本の1ページには数多くのコーヒーが載せられていて、本から良い香りが漂ってきそうな感じがしました。
甘いコーヒーは本当に心を癒してくれると思います。涙でしょっぱくなったコーヒーも経験した事があるけれど、どんな時でもコーヒーが疲れた気持ちを癒してくれていたんですよね。
幸せのコーヒー、私にはモカちゃんはいないけれど、きっといつもモカちゃんが私にも心休まるコーヒーを届けてくれているのかもしれません。
家族へのプレゼントにも、お友達のプレゼントにも、頑張っている人へプレゼントすれば、ホッと一息させてくれる、最高の贈り物になると思います。