11歳の息子と読みました。
近隣の図書館で小学校5年生に紹介した本との事で、
題名も表紙もこれはいけそうだと思い息子と読みましたが、
予想以上のすごいの一言!
特に前半部分はパッとしないシュバルさんの生い立ちに、
特にこれといった感動もなく、淡々と過ぎていく展開なのですが、
ここぞというときに実物を見せられた衝撃は計り知れない!
見開き、カラー。
一つ一つまで精工に作られている、石の宮殿。
シュバルさんの30年の成果が、この4ページにどっと押し寄せてきて、
これはもうすごいとしかいいようのない展開。
ため息がでました。
一人の母、妻としての立場からは、
こんな旦那困るわと言いたいところですが、
これはもう神様がこういう風に生きていくよう定められたものだったのでしょう(って、他人事な私)。
パリからは遠いようですが、この絵本でみたこの宮殿の風景は、
いつまでも目に焼き付けておいて、
もしいつか実際に訪れることができたら・・・!と思いました。