息子が幼稚園に入る前に購入した絵本です。
ゆっくりくんはかくえきでんしゃ。
いつもとっきゅうでんしゃやかいそくでんしゃにおいこされる毎日です。
「ああ、いやだいやだ」
ゆっくりくんはストライキをおこし、停まってしまいました。
ところがその時。
ゆうくんとおじいちゃんが、かいそくでんしゃから、ゆっくりくんにのりかえてきました。
「ゆっくりはしるでんしゃもいいものだね」
「いつもすいているし、けしきもゆっくりみれるし。ぼくはゆっくりくんがいちばんすきだよ」
おじいちゃんとゆうくんの会話を聞いたゆっくりくんは嬉しくなり、走り始めました。
とっきゅうやかいそくは窓は開きませんが、ゆっくりくんは窓があきます。
お花畑を通り過ぎるとちょうちょが入ってきて、ゆうくんも「たのしいな」ゆっくりくんもきっとたのしいなと思っていたことでしょう。
ほんわかした内容で大好きな1冊です。
この本を購入し、息子に読んであげていた当初、私はとてもつらい思いをしていました。
でも「(人生)ゆっくりでもいい事がたくさんあるんだよ」と前向きなメッセージをもらったみたいで、読むたびに励まされました。
文章はやや長めですが、息子はいつもじっと聞いてくれています。
小学生になった今でも、大切に読んでいます。