きみとぼく(文溪堂)
谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語
かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)
これ、言える? 言えたらヒーロー! みんなで遊べる! 一瞬で噛んじゃうヘンテコ早口ことば!
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意志の強そうな、主人公・サンの顔 そびえ立つ山々 吹きすさぶ風―ゴウゴウと音まで聞こえてきそうです こんなにも3Dさながらに飛び出してくる感覚の絵本はそうありません。 息子の大好きなチェン・ジャンホンさんの新作。 やはり、絵が圧巻です。 その臨場感だけでなく、母親だけはいつも子どものことを信じて見守ってやらねばならないというメッセージ性もあり、子どもの誕生と引き換えに苦労を背負うけれど、最後はその子どもに救われるという、いにしえからの親子の原理のようなものを象徴しているようでもあります。 本に関心がないというお子さまがいらしたら、まず、この本を勧めてあげて下さい。 きっとサンのように世界が大きく変わります。 絵本というカテゴリーを打ち砕く力強さがあります。
投稿日:2016/11/30
ドラマチックな展開で、ゲーム好きな男の子ならRPGのように楽しめる本。サンに感情移入して、共に冒険するような気分になることでしょう。 実際、学校の子供たちに読み聞かせた中では最も気に入っていた様子でした。あまり本を読まない…という方も読ませてみてはどうでしょう。
投稿日:2016/11/28
娘は、この本を読んでなんだか満足げなため息をついていました。その気持ち私も共感できました。だってまるで壮大な映画を1本見たときの気持ちと似ているのです。山を動かすため、小さなサンが、何日も何日も一生懸命石を背負って運ぶ姿にも心をうたれますが、サンを見守る家族の姿にも心を打たれました。特に、途中でサンの心の変化が表情の変化で書かれているところがあって、そのシーンが私も娘も特に気に入りました。文章に重みもありますが、言葉に描かれない気持ちの変化が水墨画のタッチでとても繊細に表現されていて、読む人の心に訴えかけてくる力がありました。 何度か読んだのですが、娘が読んでと持ってくる日は、つぎの日ちょっと頑張る勇気をもらいたいときのようです。 娘に伝えたい大事なことがサンの姿にあったなぁと思います。 読む人の心を強くしてくれる1冊です。
投稿日:2016/11/27
男の子にはぜひ読んであげたいと思う一冊。 神話風な内容がとても引き付けられ、普段の絵本と違う魅力があります。 力強い絵とサンの一心に頑張り続ける姿に心が打たれます。 竜のでるところは大人が見ても迫力満点です。
投稿日:2016/11/23
どのページも迫力のある絵!岩山や竜の迫力が素晴らしくかっこいいです。 日本のむかしばなしのももたろうやちからたろうと、どこかつうじるものを感じました。男の子が大きな強い夢をもちがんばり、勇敢に挑む。 このお話では高い高い岩山を動かすということが目的でしたが、そんな途方もない無謀な目的向かって果敢に挑戦する主人公サンの姿がかっこいいです。絶対無理なことなのに、この子ならできるかもしれない、そんなわくわくをもらいました。
農家の息子サンが、家族のために山を動かすお話です。 山を動かすために毎日少しずつ岩を掘るサン。その姿は、無理だよ、やめなよって言ってあげたくなるくらいなのですが、サンの母親は‘この子は出来る’と信じています。掘り進めるサンに奇跡の始まりが訪れます。なにやら不思議な力を持ってそうな老人との出会い。物語はここから一気にファンタジーの世界へ・・・。 山を動かしたのはリュウかもしれません。リュウを使ったのは不思議な老人かもしれません。でも、サンの熱い思いや母親の子を信じる思いがなければ、山を動かすなんて奇跡は起きなかったでしょう。サンが山を動かしたことには違いありません。 私は子どもたちのことをそこまで信じることが出来るだろうかと考えてしまいました。子どもの力を信じて見守ることは、とても難しいこと。だけど、身近な存在である親が、子を認めて信じることが、子どもの成長には大切なのだろうと思います。 迫力の絵が、壮大なストーリーにぐいぐいとひきこみます。ラストのリュウが山を動かすシーンは圧巻です。読み終えて本を閉じた後も余韻にひたってしばらくぼんやりしてしまいました。
投稿日:2016/11/22
ダイナミックで力強く描かれた絵に圧倒されました。 サンのまっすぐなまなざしからは、何としてでも山を動かしてみせるぞという信念が感じ取れました。その瞳を見つめていると、絵本の中にいるサンなのに、実際に私の目の前にいるかのような錯覚を覚えました。サンならできるんじゃないか、サンがんばれ!と応援したい気持ちでいっぱいになりました。 どんなに過酷な状況でも、”山を動かしたい” その一心で懸命に働くサンの姿には輝いて見えました。 そしてそんな息子を信じ続ける母親の姿に感動しました。親子の愛情を感じることができました。 せいぜいアジくらいの大きさの魚しか釣ったことのない釣り好きの息子が、「いつか絶対お母さんよりもおっきい魚釣って見せるから。」と私に言ってきます。その瞳はまっすぐで、サンのまなざしと同じでした。 たとえ周りが笑おうと、私だけはいつかそんな日が絶対来るんだと信じて続けていようと思います。この本を読んで、そんな気持ちが強くなりました。
5歳の息子と読みました。 どんな困難でも、強い意志をもってあきらめずに物事をやり続ければ、 いつかは叶うというストーリー。 ありがちな話ではありますが、その描写力が迫力満点で圧倒されます。 大きな黒い屹立した山々と、青い服を着て小さく描かれたサンたちの構図。 サンの強い意志を感じさせる顔立ち。 黒い風景の中の、赤い火を噴く白い龍などなど。 5歳児にも、感情移入しやすい分かりやすい絵本だったようで、 何度も読み返していました。
投稿日:2016/11/05
10歳の息子と読みました。 これまで 『ウェン王子とトラ』 『この世でいちばんすばらしい馬』を 息子と一緒に読んできて、 チェン・ジャンホンさんの織りなす壮大で勇敢な世界観にすっかり 魅了された私たち。 今回も表紙の絵を見て早速とりこになった息子と読みました。 山に囲まれた貧しい村で生まれたサン。 小さいころから山を越え畑仕事にいく両親の苦労を見てきて、 この山をどうしても自分で動かすんだ!と決心します。 サンは特別な子であると信じて疑わないサンのお母さん。 なんとか家族に楽をさせようと必死で頑張るサン。 そんな家族を常に見つめる山々。 サンはどうやって山を動かすことになるのか、 息をつめて見守っている息子は、 本当に絵本の中の世界に入りこんでいるようでした。 そして、表紙にも出てきた勇ましい龍の姿。 サンの、雨にも負けず風にも負けずの強い精神が、 山の中の仙人と龍を動かしたに違いありません。 1ページ1ページ、丁寧に描かれた絵はどのページも迫力がありますが、 特に山が砕かれるページは圧巻です。 翌朝村に戻ってきたサンを出迎えるお母さん。 一晩中、心配しながらもサンを探しに外に出なかったのは、 きっとサンが大きなことを成し遂げていると分かっていたからかな? そんな、息子を信じていた母親心もとっても伝わってきます。 母子ともに楽しめる一冊です。
投稿日:2016/10/26
他人と違う。わが道をつらぬく息子。 そんな息子を温かく見守る母。 毎日、どたばた、なんでこの子はこうなの?っ理解できない、大変、疲れたって思っているお母さん、ぜひ子供と一緒によんでください。 親からしたら無謀で途方もないことに思えても子供にとっては真剣そのもの、そしてそんな強い気持ちは、山をも動かすのです。 強く願い、ひたむきにがんばれば何でもできる、やりとげることができる、そんな気持ちをもつ子どもになってほしいと思ってこの本を手にとりました。 絵のインパクトも強く、子どもたちは少し長いお話しにもかかわらず、最後まで真剣に聞いていました。 読み終わったあと、私はまだ小さいから岩は運べないけど、ママが困ったときはいつでも助けてあげるっていってくれました。 夜寝る前のひととき、絵本を読むのが日課です。 子供と一緒におとぎの国へ。 昼間どんなに叱ってしまっても絵本の時間は、幸せの時間、イライラも吹っ飛びます。
投稿日:2016/10/14
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