「ぼくだってトカゲ」 ママの声

トカゲがピンチになると尻尾を切り離して逃げるのは知っていましたが、切り離されたしっぽの気持ちを考えたことはありませんでした。

なるほど。
本当にそうですね。
しっぽだって、トカゲですね。

願いが叶ってトカゲになれたしっぽ。
これからは元気に幸せに生きていけそうですね。

えぇぇぇぇ？両生類、爬虫類大好きな息子に大ヒット。題名からして、恐竜の話かな？とワクワクして読み始めたんですが、すごく楽しくいい意味で期待を裏切られました。
とかげのしっぽからとかげが生えたら…と想像すると楽しいですね。

トカゲはじぶんに危険が迫ったら…、しっぽを切って逃げる！

なかなか便利な体だな〜とは思っていましたが、残されたしっぽにしたら、たまったもんじゃありません。
「ぼくだって、トカゲなのに〜」って。
そりゃそうだなって思いました。

ひとつの物事でも、ちがう方向からみると、まったく別のことが見えてきます。
おもしろいです。

切られてしまったしっぽ。
諦めなければ、不可能を可能にすることもあるんだなって思いました。
その精神も大事ですね！

トカゲ大好きなわが子がいます。家でも飼っていますし、しっぽの青い子どものトカゲやしっぽの切れたトカゲもうちにはいます。
おすすめ年齢的には、少し簡単だったかもしれませんが、絵本にしては文章も長めですし小学校の１，２年生くらいの子が一人でじっくりと読むのにちょうどいいボリュームだと思います。
トカゲのしっぽのほうに脚光があたった絵本は初めて出会いました。しっぽを切って逃げていくトカゲもわが子も遭遇したことがありますが、しっぽにはめもくれずでした。暫く、動く様子を不思議だなと眺めていた程度です。
でも、確かにこの絵本読んでいたら、しっぽの気持ちもあるよなーという気分にさせられます。
最後の方は、なんだかそうなったら素敵！という夢物語が感じられますが、最後までハッピーエンドで終わっているところがとても好感が持てます。
しっぽもきっと、トカゲになって元気に動いているはずです。
なんだかそう応援してあげたい気持ちになりました。

我が家の周りには、トカゲの仲間のカナヘビがいっぱいいます。だから子ども達が追いかけてつかんで、可愛がって…しっぽが切れてしまったのも良く見かけます。
ちょっと臆病で、すばしっこくて見ているとあんがい可愛いですよ。すばしっこいのに子ども達につかまりやすくて、しっぽの切れたカナヘビも良く見ます。
でもね、しっぽからトカゲが生えてくるなんてそんなバカな？！と思いながらも、もしそんなことになったら楽しいかも…と思ってしまいました。
しっぽに体が生えてくるといいですよね。温かでユーモアのある絵本だと思います。

トカゲのしっぽは、いざというときの身代わりとして切り離されてしまいます。またしっぽが生えてくるから、本体の方は気にも留めませんが、しっぽの方からすると、言いたいことは山ほどありそうですｗこの絵本のように、しっぽからも本当にトカゲが生えて来たら面白そうだな〜と思いました。

このお話は、本体に切り離されてしまったトカゲのしっぽからトカゲの体が生えてきたと言いうお話でした。しっぽはなくなってもまた生えてくるので、切れた尻尾から体が生えてくるというのはいかにも本当らしいお話に「これって嘘やよね！？」とっちょっと本当の話だったらいいな〜と思ってみていたみたいです。