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きつねの子(3) ぼくだけしってる」 ママの声

きつねの子(3) ぼくだけしってる 作:もりやま みやこ
絵:つちだ よしはる
出版社:あかね書房 あかね書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:1987年01月
ISBN:9784251007117
評価スコア 4.63
評価ランキング 3,592
みんなの声 総数 15
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  • 自分は自分 がんばれ

    息子もですが、特に私が大好きな「きつねのこ」シリーズ第三作目。

    いつも、純粋でひたむきなきつねのこにただただ愛くるしさを覚えるのですが、今回はちょっときつねのこの感情が違うのです。

    いつもは仲良く遊んでいる仲間のくまのことうさぎのこ。しかし、


    今回はくまのこは、ふねをみました。
    うさぎのこは、バスにのりました。
    きつねのこは、どちらもしりません。
    と、きつねのこは自分だけ知らないということに悲しみます。

    もうすぐ5歳になる息子も、最近は競争心が芽生え、お友達より僕のほうが早く走れる、あのこの方が背が高い、僕は百まで数えられる、、、と比べあい、自分が負けると落ち込むことも。

    この本はまさに等身大。

    この本の素敵なところ、

    「ぼくは、ぼく。きつねこんすけ。」と涙しながらも頑張るこんすけ。

    最後はきれいな虹を見て、
    「ぼくだけ、しってる(にじがうまれるところ」と新しく自分が知っていることを発見、自分だけで眺めているだけではなく、
    「そうだ、くまくんたちにも みせてあげなくちゃ」
    とやさしいきつねのこで終わるところです。

    涙しても自分で立ち直り、そして最後はお友達に教えてあげる、
    実際なかなか難しいことですよね。

    投稿日:2009/04/08

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  • このシリーズは温かさを感じます。

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子4歳

    きつねの子は自分だけが知らないことに寂しさを感じます。劣等感のようなものを感じる繊細なきつねの子。だからこそ、周りに優しくできるのかなと思いました。物語を通して語られるメッセージがとても暖かいです。

    投稿日:2020/07/24

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  • 自分だけ知らない、自分だけ知ってる!

    • あさのこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子8歳、男の子6歳

    きつねの子シリーズは子供達はもちろん、私が大ファンで今回はどんなお話かなとワクワクしながら読みました。

    これまでのシリーズ本とは違う、少し切ない想いをしてしまう、こんすけ。完全に感情移入してしまいました 笑

    くまくんは船に乗ったことがある、うさぎちゃんはバスに乗って街に行ったことがある...ぼくは見た事ない行ったことない...僕だけ知らない...。こんな感情、きっと誰しも多少は抱いたことがあると思います。

    小さな子供にとって、他人とは違うほんの些細な事柄に敏感になり心がザワザワしてしまうこと、よくあります!

    そんな感情と向き合い、最後は自分しか知らない素敵なものを目にします!!

    毎回作者のあとがきも、心に残る
    本当に素敵な素敵な言葉です(?>?<?)

    投稿日:2020/06/29

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  • その通りですね。

    こちらの幼年童話,5歳幼稚園年中さんの娘に読み聞かせてみました。
    お友達が知っていることを自分が知らないゆえの寂しさや劣等感が子供心としてよく描かれていました。せつないですが,こういう思いを経験しながら大きくなっていくのですものね。
    きつねの子こんすけの言葉にも共感しました。
    娘も終始よく聞き入っていました。
    親の私としては,森山京さんのあとがきに感銘を受けました。
    購入したので,娘には近い将来今度は自分でのペースで一人読みしてほしいシリーズです。

    投稿日:2016/01/31

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  • 初めてのものとの出会い

    6歳の娘が好きな「きつねのこシリーズ第3弾」

    仲良しのくまの子はふねを見たことがあり
    うさぎの子はバスに乗ったことがあります。
    2人が知っている漢字の「一・二・三・四・五」も
    きつねの子は知らなくて、笑われて・・・。
    読んでいて切なくなります。

    「ぼくは、ぼく。きつねこんすけ。」と悲しみをこらえて
    最後には「虹」の産まれる瞬間を知ることができます。

    本当によかった!
    「きつねのこだけが知ってるものができてよかった」と
    娘がほっとしていました。
    友達にも見せてあげようと駆けていく優しさも素敵です。
    きつねのこシリーズは子どもの頃の純粋な気持ちと切なさを思い出させてくれる本です。

    余談ですが、光村図書一年生教科書に
    もりやまみやこさんの「ゆうやけ」が掲載されています。
    おそらく同じきつねの子シリーズで、娘が飛び上がって喜んでいました。

    投稿日:2015/09/13

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  • 良かったね、きつねのこ

    5歳長女が図書館で選んで借りました。長女が大好きな「きつねのこシリーズ、第3冊目」です。

    今回はきつねのこがちょっと可哀想になってしまいました。というのも、うさぎのこはバスを知ってるけどきつねのこは知らない。くまのこは船を見たことがあるけどきつねのこは知らない。そんなことからきつねのこだけ何だかのけ者に。

    でも、最高に自分だけ知ってるものをきつねのこは見つけます。最後本当に良かったーと感動しました。長女も「良かったー」と安心していました。

    投稿日:2013/09/27

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  • ちょっと、せつない

    • だかりんさん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 男の子8歳、女の子5歳

    お友達が知っていること、自分だけが知らない。
    悪気はないんだけど、そんな友達と比べて、劣等感を持ってしまうきつねのこ。

    こういうお話って実体験では結構あると思うのですが、物語として書かれているのはあまりないかも。きつねのこの繊細な気持ちがすごく良く書かれているなあ、と思いました。

    子どもが小学生になり、親が口出しする状況がぐんと減ってきました。
    どちらの立場もこれからどんどん経験していくと思います。つい、他のお友達が嫌に思うようなことはしちゃいけないと言ってしまいがちなのですが、子どもたちは経験して学ぶものかも知れないと考え直しました。

    もちろん、度が過ぎれば注意することもあると思いますが、親としてはできるだけ口出しせずに見守っていきたいと思いました。

    そして、嫌な経験も、きちんと受け止めて自分の強さにしていってもらえたらいいですね。
    きつねのこのように。

    投稿日:2013/09/03

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  • 優しさを感じました

    • 海猿さん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 男の子6歳、男の子3歳

    遊んでる途中で抜け出してしまい、友達が探している声を聞きながらも走り続けるコンスケが可愛らしく愛おしいく思いました。
    息子は走るコンスケを心配してましたが、最後に綺麗な虹を見てお友達を呼びに行く姿はコンスケの成長を感じました。

    投稿日:2012/04/18

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  • いいんだよ

    • 豆たろうさん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子5歳、男の子1歳

    私がそばに居たら、きつねのこをぎゅーっと抱きしめてあげたかった。そう思える絵本でした。
    自分も幼い頃こういう経験したなあという思いも、娘もこれから幾度となくこのような経験をしていくんだろうなとも。
    知らないことは恥ずかしいことじゃないんだよ。自分だけが分からないと胸を痛めることなく受け入れて、自分の体験や知ってることを謙虚に教えられる子供になってほしいなと思います。
    きつねのこも、自分で壁を乗り越え明るく素直な様子に、えらかったなぁと思います。

    投稿日:2012/04/07

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  • 「知らないこと」を自分で気付く大切さ♪

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子19歳

    読んでいくうちに
    きつねくんがいじらしくなります

    でも、こんな経験自分もしているような・・・
    忘れちゃってるけど
    あったかな・・・みたいな

    森山さんの「あとがき」に
    また、うんうん・・・

    「何をどれだけ知っているか」ではなく
    「何とどういう会い方をしたか」の大切さ
    まったく、その通りだと思います

    いいことだけでなく
    子どもの頃は、嫌だなぁ〜と思うことも
    いっぱい経験するべきかと思います
    したくない子は、本を是非読んでみて!

    投稿日:2011/07/12

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