とてもメッセージ性の高い作品だなぁと、思いました。
この作家さんの身近で、親族のお年寄りが亡くなったことを元にして描かれているのかもしれません。
(特に作者からのメッセージが書いてないので確かなことはわかりません)
主人公はウサギの少年=リトルですが、
リトルはひいおじいさんのホープの聞き役なので、本当の主人公はホープじいさんなのだと思います。
一枚一枚鮮やかな畑の緑が目に入る素敵な絵です。
余計な色を使っていないので、対象がとても見やすいです。
ただ、ストーリーは年を重ねていかないと実感としてわからない漠然としたもののように感じました。
この作品は読み聞かせに使うより、「命について考える」とか「誕生日」などのブックトークでまとめてみて。紹介すると子どもたちの反応も面白いものが見れるかもしれません。