お腹をすかせていたわにが木の上にいたさるを言葉巧みにだましました。
ところが機転をきかせたさるはうまい方法で逃げ切ります。
あれっ?このお話しなんだか聞いたことがある?!
先日読んだ「りゅうぐうへいったさる」(猿の生きぎも)によく似ているのです。
解説を読んで納得しました。
このお話しはジャータカ物語の中の一つ。
ジャータカ物語とはいろいろな動物の姿で現れるブッタの前世を語る
古いインドの寓話集なんだそうです。
昔むかし、仏教とともにこのお話しも伝わり、日本でも伝承されてきたのかな?
この作品ではカメでなくわに、またマンゴーの木などでてきます。
日本では日本の風土に合うように変化し語られてきたと思うと
ちょっぴり歴史のロマンを感じました。
読み比べてみると面白いと思います。