日本語エンターティメント!!とはうまい表現ですね。
日本語の楽しさ、奥深さを子供が楽しく知ることができる、知りたい
きっかけになる絵本だと思いました。
私としては「あたりまえだのクラッカー!」がぱっと思いつきましたが
ちょっと新しいし、商品名はNGでしょうね(笑)
この絵本は年齢があがると江戸時代のカルチャーについて
触れることができます。江戸の庶民はまずはこういった無駄口
つけたし言葉を使うことで笑顔からコミュニケーションがうまれました。
異郷の者同士で初顔合わせをする機会が多い江戸では
九州の人がいきなり隣にだったり、お向いは大阪の人だったりが
ある。だからこそ、簡単なやりとりでもこういった言葉をつかって、
和やかな場を作っていたのでしょう。円滑なコミュニケーションために
「笑」は必要なエッセンスだったようです。
相手をバカにしたり、皮肉ったり、自分を卑下するような笑いではない、
まさしく日本語の中でもエンターテイメント要素があるつけたし言葉は
人々の付き合いを円満にしたのだと思いました。
今の子どもは逆に省略しすぎるところがあります。「りょ」了解とかそういった
メールは多々誤解を招くきっかけになっています。
最初はもしかしたら今時の「いみふ」「意味不明」とか
言いそうですが、自分で作ってみることで日本語の楽しさをコミュニケーションを
とるというのはどういうことか、知るきっかけになればと思いました。